びまん性軸索損傷の症状は?CTとMRIのどちらで調べる?

最近、ニュースで目にするびまん性軸索損傷。

あまり聞き慣れない単語ですね。

というわけで、今回は

  • びまん性軸索損傷の症状は?
  • びまん性軸索損傷はCTとMRIのどちらで調べる?
  • びまん性軸索損傷の治療

ということについて、書いていきます。

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びまん性軸索損傷の症状は?

びまん性軸索損傷とは、どんな病気なのでしょうか?

びまん性軸索損傷とは、

頭部外傷のうち、損傷を受けてから6時間以上、

意識消失がある場合のことを指すことが多いです。

びまん性軸索損傷は、

局所的な損傷や血腫がない場合、意識がない原因を

「脳神経の損傷が、広範囲に生じたため」

と考えられる場合、付けられる病名です。

これはどういうことか?というと、

まず、大脳の表面と、脳幹を結ぶ神経軸索というものがあります。

これが、外部から脳全体に回転する衝撃が伝わった時。

脳内が強くゆすられ、その衝撃で、

神経軸索が、広範囲に切断あるいは損傷することで、

神経の連絡機能が果たさなくなる病気です。

びまん性軸索損傷の特徴的な症状は、

損傷後、意識がないことが挙げられます。

特に重症の場合は、

脳幹が直接侵され、呼吸が困難になるケースもあります。

この場合、急死することも十分に有り得ます。

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びまん性軸索損傷はCTとMRIのどちらで調べる?

神経軸索の断裂、あるいは損傷により、

出血やむくみが分かるのは、MRIの方です。

この時の頭部の状態を、CTで調べた場合、

異常が見られないケースも、多いです。

脳に何らかの損傷がある場合、

調べる流れとしては、先にCTで調べます。

そこで、意識がない患者の頭部をCTで調べたところ、

大きな異常が見られなかった場合。

次にびまん性軸索損傷が疑われるのです。

その後、頭部をMRIで検査し、

びまん性軸索損傷が発見されることが、多いです。

とはいえ、そこまで異常がハッキリわかることの方が少ないため、

その程度によっては、見過ごされる可能性もあります。

びまん性軸索損傷の治療は?

現在のところ、びまん性軸索損傷に効果的な治療法は、

確立されていません。

ただし、脳挫傷や血腫など、

他の症状を併発していれば、それに対する治療は行います。

他には、呼吸や循環器の安定化、

高体温の防止などを行って、

脳の二次的損傷を起こさないことが、治療の中心となります。

なので、びまん性軸索損傷の治療というよりは、

他をしっかり回復させた上で、脳の回復を見守る形になります。

と、ここまで治療について絶望的なことを書きましたが、

びまん性軸索損傷は、リハビリ次第で大分改善されます。

びまん性軸索損傷のリハビリや予後については、

以下の記事を参照してください。

→びまん性軸索損傷の予後とリハビリは?

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