最近よく耳にするようになった「ゲリラ豪雨」という単語。
そもそもゲリラ豪雨とは、どういうものなのでしょうか?
また、ゲリラ豪雨の発生原因は何なのか?
詳しく調べてみることにしました!
そもそも、ゲリラ豪雨って?
まず、ゲリラ豪雨について知る必要があるでしょう。
ゲリラ豪雨とは、集中的な豪雨がごく狭い範囲で、
突然起こる雨のことを指します。
なので、範囲が広く、
少し前から予測できる雨であれば、
ゲリラ豪雨とは言いません。
つまり、ゲリラ豪雨は、
突発的で、極めて予測が難しい点が、
特徴なのです。
ただし、このゲリラ豪雨という名称は、
あくまでマスコミが言い始めた言葉のため、
正確な言葉ではなかったりします。
気象庁では、このゲリラ豪雨という言葉は、
使わないようです。
私達からしたら、
「ゲリラ豪雨とは、こういうもの」というのが、
既に頭のなかで想像できる程度に、
浸透してしまっていますので、
ナンセンスかも知れませんが(笑)
ゲリラ豪雨の原因とは?
では、ゲリラ豪雨の原因について、
迫ってみました。
ゲリラ豪雨の主な原因は、
ヒートアイランド現象が、
原因として挙げられます。
「そもそも、ヒートアイランド現象とは何なのか?」
というと、夏場で都心部の気温が、
上昇する現象のことを指します。
なぜ、上昇するのかというと、
理由は2つあります。
まず、都市部には緑地が少なく、
地表面の温度が上がりやすいためです。
特に、都心部では、地表がコンクリートで覆われているので、
熱を放出しやすいですね。
また、一般家庭や
ビルに置いてあるエアコンの室外機から、
熱気が放出されています。
この地表面の熱と、
熱気が集合することにより、
都心部ではヒートアイランド現象が起こるようです。
では、このヒートアイランド現象、
ゲリラ豪雨の発生原因と、
何の関係があるのでしょうか?
通常、空気は暖かい空気が上で、
冷たい空気が下にある状態が、正常です。
しかし、ヒートアイランド現象により、
下の空気が暖かく、
上の空気が冷たい状態になっています。
この気候の異常状態が起きていることが、
前提条件です。
次に、この空気の異常な状態の時に、
湿った温かい空気が流れ込み、合流します。
すると、上流の空気の気温が低いため、
水蒸気が凝固して、局所的な積乱雲が発生します。
この局所的な積乱雲の発生が、
ゲリラ豪雨となって、局所的な大雨を降らすのです。
↓こんな感じです↓
ちなみに、ゲリラ豪雨は、
気象学において、そのような用語はありません。
そのため、ゲリラ豪雨を気象学的に言うと、
「にわか雨、集中豪雨、落雷」と言った現象に、
相当します。
もちろん、天気記号もありません。
ゲリラ豪雨は天気記号で書くと「にわか雨」になります。
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