睡眠といえば、よく言われるのが
「太陽の光を浴びなさい」ということ。
しかし、何で太陽の光を浴びると、
睡眠の質が向上するのでしょうか?
そんな素朴な悩みを解決するため、
今回は睡眠の質と太陽の光について、解説していきます!
睡眠の質を向上させるために太陽光が重要な2つの理由!
睡眠の質を上げるには、体内時計を整える必要があります。
体内時計を整えると、睡眠の質が向上します。
この体内時計を整えるには、
やはりメラトニンの生成が必要になってきます。
が、メラトニンを生成するには、
さらにセロトニンと呼ばれる物質が必要です。
なぜなら、セロトニンが分解されることによって、
メラトニンが生成されるのです。
まずはこの点を、少しの間だけ覚えておきましょう。
- セロトニンの分解でメラトニンが生成される
さらに、セロトニンを作り出すには、
トリプトファンという材料が必要です。
トリプトファンは、食事をして摂取する必要があります。
…といっても、パスタやそば、米などで、
普段から何気なく摂取出来てると思いますので、
あんまり気にする必要はないです。
要するに、食事する事が大事ってことです。
さて、ここまで訳の分からない単語が出てきたと思いますが、大丈夫です。
ここからはざっくり言ってしまいますが、
- トリプトファンを食事することで摂取し、
- 光によってセロトニンが生成され、
- 夜にメラトニンが分泌されて眠くなる。
というロジックです。
光の中でも日光が選ばれる理由
さて、更に突き詰めて見ていきます。
光と言っても「日光がいい」というのは、よく言われているかと思います。
しかし、なぜ朝日がいいのか?というと、
2つ理由があります。
- 朝日を浴びることでちょうどいい時間に眠気が来る
- 日の光が刺激として一番強いから
では、それぞれ見ていきます。
朝日を浴びることでちょうどいい時間に眠気が来る
メラトニンの性質として、面白い性質があります。
メラトニンには、光を浴びている間、
メラトニンの分泌を抑制する働きがあります。
また、光を浴びた後14時間~16時間後に、
再び分泌されるという性質を持っているのです。
要するに、朝6時に日光を浴びまくってると、
夜10時にはメラトニンが分泌され、眠くなってくるということです。
なので、出来れば早くに日光を浴びることをオススメします。
日の光が刺激として一番強いから
「メラトニンを生成するために光を浴びればいい」ということなので、
おそらくここで、かなりの人が疑問に思うことがあります。
それは
「日の光でなくてもいいのではないか?」
という点です。
確かに、光を浴びるのであれば、
家にある光を浴びたり、電気屋さんに行って、
電球の前でずっと立ってるのもありかもしれません(笑)
しかしですね…。
実は、電球の明かりって、日の光の比じゃないんですよね。
太陽の光は、一般的に晴れの日で10万ルクスと言われています。
ルクス…というのは、照度のことです。
難しい話は一応理解したものの、今回はなしにして、
要するにこの数値が高いと明るいってことです。
曇の日でも、1万ルクス程度。
それに対し、百貨店の明かりが、700ルクス程度。
この比較対象から考えれば分かる通り、
よっぽどどんよりとした曇り空で無い限り、
家の光が勝つなんてことは、ほぼないわけです。
よって、太陽の光を浴びましょう、ということになるのです。
まとめ
- トリプトファンを食事することで摂取し、
- 光によってセロトニンが生成され、
- 夜にメラトニンが分泌されて眠くなる。
この3つのことを守って、
睡眠の質を上げるように、こころがけてみてください。
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