日本で行われている行事として、
「お月見」というものがあります。
しかし、お月見の由来について、
しっかりと理解している人は、多くありません。
そこで、
今回はお月見とは、一体どういうものなのか?
また、子どもに教える場合は、
どう教えるといいのか?
ということについて、書いていきます。
お月見とは?
お月見の由来は、
平安時代、観月の宴が開催され、
お月さまを鑑賞して、楽しむ行事だったのが、始まりです。
その後、江戸時代でお月見は、
神様への豊作祈願や、収穫感謝の儀式が合わさって、
出来たものです。
お月見は、豊作祈願、収穫感謝の儀式なので、
お団子と同時に、その時期に採れた野菜などをお供えします。
旧暦8月15日の十五夜には、
(今は、ちょうど9月7日~10月7日頃です)
里芋が取れるため“芋名月”と呼ばれています。
この芋名月ですが、
中国各地では月見の日に里芋を食べることから、
元々は里芋の収穫祭で合ったという説も、あります。
また、日本では十五夜だけではなく、
旧暦の9月13日(10月5日〜11月4日の間)にも、
月見をする風習がありました。
これは、「十三夜」「栗名月」とも、
呼ばれています。
「栗名月」と呼ばれているところから分かるように、
十三夜には月見団子と一緒に栗や枝豆を、
お供えします。
この十三夜は、中国にはなく、日本独自の文化です。
日本各地には
「十五夜をしたなら必ず十三夜もしなければならない」
という言葉が伝わっていたため、
片方だけの月見を嫌っていたようです。
すすきを飾るのは、稲穂に見立てたもの。
萩を飾るのは、
神様がお供え物を食事するための
“箸”の意味があります。
お月見を保育で子どもに伝えるには?
ここまで読んだあなたなら分かると思いますが、
この行事を子どもに教えるのって、
結構難しいですよね^^;
そこで、なんとかして優しく教えることが出来ないものか、
と考えたのですが・・・。
意外と、年長さんぐらいの年になると、
そのままの内容で理解してくれるようです。
その上で分かりやすく伝えるとしたら、
「秋にはたくさんの美味しいものが採れるから、
お月さまにも、そのおすそ分けを渡す」
と、伝えるのが良いかもしれません。
このように、事実にちょっとファンタジーと交えると、
子どもも興味をひかれるようになり、
ちょっとずつ知識として吸収されていきます。
あと、ファンタジーで言えば、
絵本がオススメですね。
お月見に関する絵本を読み聞かせることで、
分かりやすく、興味が湧くかと思います。
個人的におすすめなのが、
『おつきみうさぎ』という絵本です。
最後に、お月見は楽しんで行うものですので、
ぜひ、子どもと一緒に楽しんで、
お月見を行ってくださいね^^
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