
以前、番組でも話題となった、ピック病。
しかし、この病気の認知度は、低いようです。
そこで、今回は
- ピック病の原因や予防法
- ピック病初期症状
- ピック病のリハビリ方法
これらについて、調べてみました。
ピック病とは?
ピック病とは、そもそも何なのでしょうか?
ピック病は、側頭葉が萎縮をして、
異常行動などが見られる認知症の一つです。
アルツハイマー病は頭頂部に異常が出ますが、
ピック病は側頭葉に異常が出るため、
別の病気として、独立命名されました。
主に、40代から50代が、発症する病のようです。
アルツハイマー病では女性に多い病ですが、
このピック病では、
性差によるかかり易さは、ありません。
ピック病の原因は?
ピック病の原因は、何なのでしょうか?
調べたところ、
現在、ピック病の原因は、分かっていないようです。
ただし、ピック病には、
いくつかのパターンが、あることが、
分かっているようです。
まず、ピック球という異常構造物が、
神経細胞の中にたまることで発症する場合です。
また、TDP-43という蛋白がたまることによって、
病気になる場合です。
ピック病の予防は?
このピック病の恐ろしいところは、
予防方法が、確立されていません。
どうすればいいんでしょうね(汗)
ただし、ピック病の発症確率は低く、
アルツハイマー病と比べると、
約1/3~1/10程度です。
ピック病の初期症状は?
ピック病の初期症状としては、
人格が急激に変化し、
人格崩壊や躁うつ病など、神経機能の障害が、
目立って多いようです。
例えば、立ち振舞いが荒くなったり、
他人の意見や忠告に対して、全く耳を貸さなくなる、
といったことが挙げられます。
簡単に言ってしまえば、
自分勝手な振る舞いが増えてしまうようです。
ただし、初期症状で知的機能は衰えていないため、
周囲からの誤解を受けやすい病でもあります。
また、まれに症状として、盗み癖なども見られるそう。
これは、ピック病によって自制心が低下し、
深く考えることが出来なくなってしまうからなのだとか。
ピック病の認知度は低いのですが、
こういった盗み癖が出てくる点に、
警鐘を鳴らす医師も多いです。
なぜなら、この病気を知らないと、
「盗みをした」という事実だけが残り、
その人は、社会的信用を失います。
なのでこのピック病という病気は、
本来はもっと、多くの人に知られる必要があります。
そして、ピック病は長くても、
10年程度で衰弱死してしまう患者が多いのも、
特徴です。
ピック病の治療やリハビリは?
このピック病に、
治療法やリハビリテーションの方法は、
ないのでしょうか?
調べたところ、現在は他の認知症と同様に、
有効な手段は見つかってないようです。
ですが、反社会的な行動は、
ある程度、抑えることが出来るのだとか。
このように恐ろしい病気なのですが、
本当に調べても、
大変な病気だということが分かります。
何とかして、
ピック病のの治療法が確立して欲しいですね。
こういった病気の研究で、
もっと、募金活動が進むと良いのですが。。