
一度出来ると、中々厄介なものといえば口内炎があります。
今回は、
- 口内炎が複数できる原因は?
- 口内炎の治し方で塩は効かない!?
ということについて、書いていきます。
口内炎が複数できる原因は?
口内炎の原因は、どういったものがあるのでしょうか?
口内炎の原因は様々ありますが、
基本的に3つに分解することが出来ます。
まず、口の中の粘膜が弱っている状態です。
これは、
- 胃腸障害
- 寝不足などの生活の乱れ
- 偏食などの食生活の乱れ
- ストレス
- 寝不足
- ビタミン不足
などが原因です。
一般的に口内炎と言われているものは、
これが原因です。
ちなみに、これを「アフタ性口内炎」と言います。
追記:
アフタ性口内炎について、コーヒーが原因の場合が有ります。
次に、粘膜を傷つけてしまい、
口内炎になるものです。
例えば
「頬の内側や唇の裏を噛んでしまった」
というものが、これにあたります。
この粘膜を傷つけてしまい、
その傷口から口内にある常在菌という細菌が、
この傷から入り込み、繁殖する事が、原因です。
他にも、熱いものやしょっぱいものなどの刺激が、
原因になることもあります。
これを「カタル性口内炎」と言います。
最後に、口の中の細菌が増殖し、
口内炎になるパターンです。
これは先ほど書いた常在菌が、
口の中に大量に増殖してしまい、
ちょっとした事で、
すぐに口内炎になりやすい状態にあるのが原因です。
このように、口内炎と言っても、
いくつか原因があるようです。
ちなみに、複数の口内炎が出来る場合は、
基本的に細菌が多い事が原因であることが、
多いようです。
ただし、口内炎がたくさん出来る場合は、
夏風邪などの、別の原因もあるようです。
夏風邪については以下の記事を参照して下さい。
口内炎の治し方で塩は効かない!?
口内炎の治し方でよく、耳にするのが、
「塩を塗るといい」ということです。
しかし、これは本当なのでしょうか?
結論から言うと、場合によります。
実はこの方法、
塩を口内炎に直接すり込んだり、
食塩を水に溶いてうがいする方法なのですが・・・。
これをやる意味といえば、塩の殺菌作用により、
口の中にある常在菌が減り、
口内炎が和らぐからなのだとか。
確かに、理論上は可能なようにも思います。
ですが、塩を塗りこんだ時に、
想像して欲しいのですが・・・。
口内炎に塩なんて塗りこんだら、
正直、痛いですよね(汗)
しかも、よくよく考えれば、
塩をすり込むことによって、炎症の部分の傷を、
かえって広げてしまうことにもなりかねません。
すると、口内炎の原因のところでも書いた、
「粘膜を傷つける」行為にも相当しますので、
あまり適切では無いように思います。
また、以前NHKの番組で、
食塩水でゆすいだ時の殺菌効果について、
実験したことがありました。
このデータによると、食塩水でゆすいだ場合、
口の中にある細菌の割合は、
1時間足らずで元の状態に戻るとのこと。
これじゃあ、やった意味が、
イマイチ良く分からないですよね(汗)
よって、塩を使った治療法は、
あまり賢い方法ではないようです。
口内炎を早く治すには?
では、口内炎を早く治す方法は、あるのでしょうか?
実は、先ほどの塩の“考え方”自体は、
あっています。
ただ、やり方に難ありなので、
別の角度からアプローチしていこうと思います。
まず、口の中の常在菌を減らします。
常在菌を減らすには、うがい薬が効果的です。
同じくNHKの比較データによると、
うがい薬で念入りに1分間ほどうがいをするだけで、
常在菌を10分の1まで減らすことが出来るそう。
しかも、効果時間も長く、
3時間以上持続するため、とても効果的なのです。
次に、口内にある唾液の量を、
増やすことをしていきます。
これには、規則正しい生活や、
バランスの採れた食生活、
また、ストレスを解消する方法を見つけるのが、効果的です。
たまに「ビタミン不足だろうから、サプリメントを摂ろう」と、
サプリメントを取る人も居ます。
しかし、ビタミン不足で口内炎になる割合は、
全体で約20%程度なのだとか。
それを考えると、
無理してビタミンを摂る必要は、無さそうです。
唾液を出すという意味で、酸っぱいものを想像して、
それを実際に摂取するので、
一定の効果は得られるでしょうけどね(笑)
以上のことを行った上で、治るまで待ちましょう。
もし、治らない場合は病気の可能性もあるので、
病院で一度診てもらうと良いでしょう。
口内炎については、以下の記事もあわせてどうぞ!