
最近、デング熱で有名となっている、
ヒトスジシマカ。
しかし、その生体について、
あまり詳しくは知らないですよね?
そこで今回は
- ヒトスジシマカの寿命は?
- ヒトスジシマカの生息地や行動範囲は?
- ヒトスジシマカはやぶ蚊と一緒?
ということについて、書いていきます。
ヒトスジシマカとは?

ヒトスジシマカとは、
黒色で背中に一筋の白い線がある蚊のことを言います。
ヒトスジシマカはやぶ蚊と一緒?
ヒトスジシマカの分類は、ヤブカ属です。
そのため、ヒトスジシマカはやぶ蚊と一緒というより、
ヤブカの仲間です。
ヒトスジシマカの寿命は?
ヒトスジシマカの寿命は、意外と短く、
成虫になると、たったの40日程度しか、
生きることが出来ません。
ちなみに、ヒトスジシマカの大きさは約4.5mmと、
小さめで機敏な動きが特徴です。
ヒトスジシマカの生息地や行動範囲は?
まず、ヒトスジシマカの生息地ですが、
空き缶や古タイヤ、植木鉢の皿など、
雨水が溜まっている部分であれば、
どこでも生息できるようです。
また、ヒトスジシマカは寒さが苦手で、
生息地の北限については、岩手県が北限となります。
なので、沖縄から岩手県までが、
ヒトスジシマカの生息地です。
季節的なことを言えば、東京だと10月ぐらいまで、
蚊は生息していますので、注意が必要ですね。
次に、デング熱を媒介する蚊のため、
1匹のヒトスジシマカの行動範囲が、
気になるところですよね。
一般的に、ヒトスジシマカの行動範囲は、
100m~150mと、かなり狭いとされています。
これは、蚊の一種であるアカイエカと比べると、
大分行動範囲が狭いです。
(アカイエカの行動範囲は数km~数百km。)
このため、ヒトスジシマカが飛び回って、
感染範囲が広がるということは、
可能性として低いようです。
ただし、デング熱ウイルスを持った人間が、
日本全土に渡った場合、
近くのヒトスジシマカに血を吸われると、
被害が拡大する可能性もあります。
なので、油断はできませんね。